親戚が「舌癌」になりました。

始めは口内炎かと思っていた口の中の痛みが食事もとれないほどになり、近くの病院で受診。

すぐに大学病院を紹介され、受診。

精密検査の結果「舌癌」であることが判りました。すぐに入院し、手術をしました。

幸い転移も認められず、間もなく退院をし現在も通院中です。

手術後は、うまく話しができないため筆談で会話したり、食事も流動食になりました。

これを聞いて、「障害厚生年金」の受給可能性が高いと判断。
初診日が特定されており、保険料納付要件も満たしていました。医師の診断書と、本人の状況を申告する病歴・職歴申立書を当事務所へ提出してもらいましたが、記載漏れがある上、ご本人の現状より軽い申告となっていました。「これでは現状を正確に証明できていないため、支給決定は下りない」と判断し、病院へ同行し、何のために必要な診断書であるか、どこの項目が重要であるかを医師へきちんとお話させていただいたき、再取り付けをしました。また、病歴・職歴申立書についても、ご本人から日常生活の詳細を聞き取りしたうえ、記載し直しました。
すぐに書類を年金事務所へ提出。見事、障害厚生年金２級の受給にいたることができました。
　支給決定額：２，０６０，３００円（年額）　　 
支給決定の３か月後、「通院等日常生活で不便を感じていたので、 この年金の一部で車を購入しようと思います。本当に助かりました」との連絡をいただきました。

障害年金においては、上記の「初診日」「保険料納付要件」が非常に重要です。
初診日とは、請求しようとする障害の原因となった傷病について初めて医師の診療を受けた日です。
障害年金の受給要件では、①初診日に年金に加入していること、②障害認定日（初診日から1年6ヶ月経過した日または症状がこれ以上良くならないとわかった日：症状が固定した日）に1〜３級の障害状態に該当することが必要です。
また、医師の「診断書」も障害認定の判断に重要な影響を及ぼします。
請求者は医師に対して、日常生活を営んでいる中でどのような支障や問題が生じているのかを正確に申告しておく必要があります。

障害年金を受給するためには、上記のようなことを理解した上で書類を作成したり診断書を取り付けたりしなければなりません。内容が複雑で理解しにくいものです。